アナログ推しな(?)ンニーニ!
現役バンドマン、ンニーニです!
さて、今日は前回お伝えしたように
ンニーニのアナログバンドマン時代
についてお話をしていきます!
↓前回の記事はこちら
- バンドで曲、どうやって作ってる?
- ンニーニのアナログな録り方
- アナログな録り方のメリット
- 【アナログ録音メリット】
- やり方・考え方色々
- 結局メンバーや自分次第!
- Try
- ンニーニがDTMをやろうと思った理由
- 結論
バンドで曲、どうやって作ってる?
基本的にオリジナル曲をやっているバンドだったら、みんなでスタジオでセッションで作る方法でなければ、新曲を作ったらメンバーに送ることが多いと思います。
まず最初に言っておきたいのですが、アナログな方法でバンドをやることは、
それはそれで良さがあるとンニーニは思っています。
※ちなみにここで言うアナログはPCやMTRを使わないで録音することです
ただ効率的な面や曲のアレンジをかなりのところまで自分で仕上げてメンバーに渡したいのであればDTMはとても便利なので、どちらが合っているかはそのバンドによると思います。
バンドによってやり方は様々だと思いますが
①DTMである程度全てのパートもざっと入れたから、アレンジは各自してきて
②DTMで全てのパートを作り込んで入れたから、これをまんま演奏して
③自分のパートと歌を携帯でポチッとなって録音したの送るから、一から自分のパートつけてきて
ンニーニは③で、
「自分のパートは自分で好きにやっちゃって!」
が基本で
「ここドラム、ズタズタみたいなイメージ!」
「ベースここなんか動いてほしいかも!」
「ここは宇宙をイメージした壮大なイメージで!」笑
とかあればスタジオで合わせた時に伝えたりしてました。
ンニーニのアナログな録り方
まず家庭用の小さなギターアンプを2台用意。
一台はクリック(メトロノームのこと)を流して、
もう一台のギターアンプからギターの音を出します。
そしてクリックに合わせて弾きながら歌ったものを携帯で録音します。
(昔はクリックなし/カセットレコーダーで録音)
ある程度それぞれのボリュームを声の大きさに合わせたり、
近くで録音すると声が大きいので、少し遠くに携帯を置いて
バランスを調整するなどします。
ここで少し大変なのが、周りの物音や声が全て録音されてしまうということです。
なので誰かと一緒に住んでる人は、今から録るから静かにしてねと協力が必要です。
あとは飼ってる猫が大声で執拗に鳴いてきたりすると、途中で録り直しがきかないため
「あー今のテイク上手く最後の方まできてて、もう少しだったのにーーー涙」
とか、一瞬無音になる良いカンジの部分で、
「ナ〜〜〜〜〜ン(ゴハーーーーン)!!!」
なんてこともあります。
アナログな録り方のメリット
もう一つ大変なことと言えば、作ったばかりの曲を一発録り(※)で
最初から最後まで間違えないで歌いながら弾くことです。
※一発録り・・DTMだったら間違えた部分だけ録り直そうとか、2番のAメロから録ろうとかが出来るが、このように録音ボタンを押したら止めずに最後まで一気に録音すること
が、デメリットとしては大変ですが、メリットとしてはこれがとてもいい練習になります。
嫌でも出来るまでやらなきゃいけないので、送る頃には曲も歌詞もだいぶ覚えられます。
またもう一つのメリットとしては、各メンバーが楽器のアレンジを先入観なく入れられるというのも私は好きでした。
ベースやギターは、「おお!こうきたか!!!」と驚きがあったり、
ドラムは、同じ場所でもリズムを細かく刻むのか、大きくとるのかで雰囲気が全く異なるので、自分が想像していたとり方と違ったりして、それがカッコ良かったり。
これは余談ですが、新メンバー候補のドラムがいた時に、
ドラムレスの音源を録るため、スタジオでクリックを流しながら、ギターとベースと歌をCD-Rに録音して、これに好きにドラムを入れてきてくれと渡しました。
(当時はスタジオにCDデッキと各スタジオの天井に録音専用のマイクが付いてて録音することができた。そして、今はどんどん置いてるとこがなくなってきている。ちなみにその時の携帯録音の音質はドラムの音なんか入ってたら音割れすごくて聞けたもんじゃない。)
そうすることで、その人が先入観なく入れてきたドラムのセンスを見れるので。
そして、これがまた人によって全然違ったりしてとても面白い。
なので、ンニーニはメンバーがどんなアレンジを入れてくるのか、
そして曲がどう変化するのか、みんなでスタジオに入って、
「あーでもないこーでもない、こっちの方がカッコいいんじゃないか?、いや、これは?
なんかうーん・・じゃあこれは?うおおおお!カッコいいーーー!!!」
とかいうのも含めて楽しかったりのタイプです。
あと別に特に何も言わなくてもなんかいい感じのアレンジをしてきてくれたりして、心の中で感心したり。笑
ただここは自分の想像してたやつがいいかもって時はイメージを伝えて、試してもらうこともあります。
だから結果として、そういうメンバーだったから、
そして今ほどDTMが当たり前でなかったので、ンニーニはアナログバンドマンでなんら問題がありませんでした。
【アナログ録音メリット】
・PCいらずで携帯一つで手軽に録音できる
・最初から最後まで間違えないで録音しなきゃいけないから練習になる
・他のパートが0からアレンジされる楽しさ
・メンバーのセンスがわかる
・メンバーが先入観なくアレンジ出来る
・メンバーとコミュニケーションで作ってく感じが良い
・PCとか頼らない金のない感じがバンドっぽくて良い
・インテリっぽくない感じがバンドっぽくて良い
だいぶ主観的な好みでございます
やり方・考え方色々
現代はPCであまりになんでも出来ちゃうから、一人で全てのパートを入れられます。
だからこそバンド形態じゃなくても一人で活動しやすくなったり、
具体的なイメージをわかりやすく伝えられるようになりました。
他のメンバーが宅録(家で機械で録音してくること=現代はDTMって解釈でいいと思うんだけど、昔はMTRとかもあったからかな?)
出来たりすると、羨ましくてやろっかなと思った時期もあって、
それをそのメンバーに言ったら
「携帯録音で送ってくるやり方で今問題なく出来ているから、DTM新しく始めて慣れない作業に時間かけるより、今のやり方でどんどん曲作った方が効率的だと思うからやらなくていいと思う」と言ってくれたりもしました。
こんな音質も悪い携帯録音で送られてきてメンバーも微妙だろうなと宅録が出来ない自分を少し情けなく思っていたりもしたので、メンバーがそんな風に思ってくれていたとは意外でした。
そして、今のやり方でいいんだ!と不安を払拭できたので、とてもありがたかったです。
あとはその人のパートにもよるとは思いますが、歌メロありきで作られる曲のジャンルであれば歌メロさえあればどうにでもなります。
ピンボーカルのバンドでボーカルの歌メロ発信で曲を作るケースでは、歌をギタリストに送って、ギターがコードとかアレンジつけてくって方法をよく聞きます。
まあこれもギターの仕事量が多いから、人によっては微妙な顔される時もあるけど・・
私も他のメンバーが携帯で鼻歌だけ録ったものをもらって、
それを自分の歌いやすいキーに直す→ギターアレンジつける
→他のメンバーに渡して、各自楽器入れてもらう
ってパターンもやってました。
結局メンバーや自分次第!
なのでアレンジ丸投げして、精神的にも技術的にもそれに対応可能なメンバーなら、
アナログだってなんだって全然あり!
そして、なんだかんだそれがバンドの本来の形っぽくてンニーニは好きである!
ンニーニは今DTMを使ってみて、とても便利だ!と思っているけど、
結局音楽の作り方に決まりなんてないので、
自分やメンバーにとって一番いいやり方を!
Try
ちなみに既にDTMやってる人は、このアナログのやり方
・クリックのみで送って各パートをいちから自由に入れてきてもらう
とかすると、普段と違うアレンジが出てきたり
・録り直しなしの一発録りで録音する
とかすると、練習になるわーとか発見があるかもしれません。
ンニーニがDTMをやろうと思った理由
あ、言い忘れていましたが、なんでアナログバンドマンだったンニーニがDTMをやろうとしたか。
それは、少しの間、ンニーニがバンドマンでなくなってしまった時期があったからです。
やっていたバンドが終わってしまい一人になった時、曲を作っても他の楽器をつけてくれる人はもういません。
その時に「メンバーを探すにはデモ音源を載せなきゃ→それにはDTMが必要だ」と思ったのがきっかけです。
逆に言えばDTMがある現代だからこそ、一人でも音楽の続け方がいくらでもあり救われました。
結論
・DTMを使わなくてもオリジナルバンドは出来る(※メンバーや自分のスタンスにかなりよるが)
・人は必要と思わないと中々やらないもの
・DTMが使えるとかなり便利
・その便利さが普通になってる人は、アナログなやり方をしてみると発見があるかも
・DTMに対して時間も金もやる気もあるなら、出来ないよりは出来た方がよし
・でも時間も金もない中、無理してやる必要があるかどうかは人による
・「バンド=DTM必須か」って言ったら、それはNo
・アナログ推しっぽく書いたけど、アナログでやってることって別にDTMでも出来ちゃう現実
なんだよー!じゃあ結局DTM出来た方がいいんじゃん!!
と思ったアナタ、
次回は、タダでDTM体験が出来ちゃう方法をご紹介します!